有休編

運用フロー

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有休管理をエクスプレスで行うための設定を行います。

■システムマスタ
[システムマスタ]-[運用設定]-[給与・賞与・年調]で、有休に関する以下の設定を行います。
・[有休消化順序]
・[有休算出方法]
・[有休支給割合(%)] ※[有休算出方法]を[平均賃金(三ヶ月)]とした時のみ

有休に関する以下設定を行います。

■法人マスタ
[法人マスタ]-[クラウドサービス]-[NEO]-[基本]-[有休残日数を表示する]
→NEOトップページに有休残日数を表示するか否か
[法人マスタ]-[クラウドサービス]-[NEO]-[勤怠]-[有休申請可能日]
→NEOから有休を申請する際、何日前から有休申請を可能とするか
[法人マスタ]-[設定]-[その他]-[有休喪失対象期間]
→無契約期間が何日あれば有休喪失の対象とするか

別システムからデータの引継ぎを行う場合、[システムマスタ]の設定を行います。

■システムマスタ
[システムマスタ]-[運用設定]-[給与・賞与・年調]-[その他]-[有休引継ぎを使用する]のチェックを付けます。

以下のいずれかから有休の引継ぎ方法を決定します。
有休引継ぎの詳細は[有休引継ぎについて]をご確認ください。

■有休残日数のみ引き継ぐ場合
有休残日数のみ引き継ぐ場合は、[スタッフマスタ]の登録時に自動で有休台帳を作成することができます。
一方で、導入前の有休使用日を管理することができません。
以下のような場合は有休残のみ引継ぎを行ってください。
・導入前の有休使用日を管理していない(有休残日数しか把握していない)場合
・直近の有休データのみ登録したい場合

■有休残日数だけでなく、有休を使用した日も引き継ぐ場合
「■有休残日数のみ引き継ぐ場合」とは異なり、手動で有休台帳を登録します。
導入までの有休使用日もエクスプレスに登録することができます。

スタッフの有休に関する情報を登録します。

■スタッフマスタ
[スタッフマスタ]-[有休]の以下項目を登録します。
①週所定労働日数
②週所定労働時間
③有休起算日
④(初回)有休基準月数
⑤有休単価 ※[有休算出方法]が[平均賃金(三ヶ月)][健康保険料の標準報酬日額]の場合
⑥[有休引継ぎ]の各項目

[スタッフマスタ]を[登録(F2)]すると、[有休台帳]が自動で作成されます。

[スタッフマスタ]を整備します。

■スタッフマスタのインポート
[スタッフマスタのインポート]で、[スタッフマスタ]-[有休]の以下項目を登録します。
①週所定労働日数
②週所定労働時間
③有休起算日
④(初回)有休基準月数
⑤有休単価 ※[有休算出方法]が[平均賃金(三ヶ月)][健康保険料の標準報酬日額]の場合
⑥「有休引継ぎ」の情報 (※)[有休残]グリッドは登録不要です。

[スタッフマスタ]のデータが整ったら、[有休台帳]のデータを作成します。

■有休台帳のインポート
[有休台帳のインポート]で新規の有休台帳を作成します。

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有休起算日をいつとするのか検討し、必要な設定を行います。
入社日、有休起算日がいつになるのかによって、処理方法が異なります。

■入社日を[有休起算日]とする場合
[システムマスタ]に進みます。

■初回の就業開始日を[入社年月日]、[有休起算日]とする場合

[有休起算(入社)処理]に進みます。

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入社日を[有休起算日]とする場合は、[システムマスタ]の設定を行います。

■システムマスタ
[システムマスタ]-[運用設定]-[スタッフマス]-[有休起算日および社会保険・雇用保険の対象の場合は入社年月日を初期表示する]にチェックを付けます。

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初回の就業開始日を[入社年月日][有休起算日]とする場合は、スタッフを案件に配置した後、[有休起算(入社)処理]を行います。

■有休起算(入社)処理
[有休起算(入社)処理]を実行します。
[スタッフマスタ]-[概要]-[入社日]と[有休]-[有休起算日]に就業開始日が反映します。

契約期間が空いて有休を喪失したい場合などで[有休喪失処理]を行います。

■有休喪失処理
[有休喪失処理]を行うと、スタッフの有休が喪失され、有休残日数が0日となります。

[有休喪失処理]を行うと、以下のデータ作成・更新がされます。

■有休台帳
[有休喪失処理]を行うと、[有休台帳]に有休喪失のデータが作成されます。

■スタッフマスタ
[スタッフマスタ]-[有休]の各項目の登録内容がクリアされます。

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有休に関する月次処理は、毎月、給与計算処理が終わったタイミングで締め処理として実施します。
勤怠が確定し給与計算が完了した後に月次処理を行うことで、有休取得当日から[勤怠入力]で有休の消化が可能になります。
[システムマスタ]-[運用設定]-[給与・賞与・年調]-[有休算出方法]の設定によって処理手順が異なります。

■[有休算出方法]が[平均賃金(三ヶ月)][健康保険料の標準報酬日額]の場合
[有給単価更新処理]に進みます。

■[有休算出方法]が[通常給与]の場合
[有休計算処理]に進みます。

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[システムマスタ]-[運用設定]-[給与・賞与・年調]-[有休算出方法]が[平均賃金(三ヶ月)][健康保険料の標準報酬日額]の場合、有給単価の更新作業を行います。

■有給単価更新処理

[有給単価更新処理]を行います。
[有休算出方法]をもとに有給単価を計算し、[スタッフマスタ]-[有休]-[有給単価]を更新します。

有休の付与や消滅の処理を行います。

■有休計算処理
[有休計算処理]を行います。
登録されている各種データをもとに、有休付与日数や消滅日数が自動で算出されます。

[有休計算処理]を実行すると、[有休台帳]が作成されます。

■有休台帳
スタッフの[有休台帳]が作成されますので、計算結果に問題がないか確認します。

■内容に不備があった場合
有休台帳のデータに不備があった場合は[有休取消処理]を行います。
勤怠データ等の修正を行い、[有休計算処理]より再計算を行います。

スタッフはNEOから有休残日数が確認できます。

■NEO
NEOにログインすると、[ホーム画面]で[有休残日数]を確認することができます。

NEOから有休申請を行います。

■NEO 勤怠申請
トップページの残日数があれば、[NEO 勤怠申請]で有休を申請することができます。
[NEO 勤怠申請]で[出勤区分:有休(**)]を登録します。

内勤者は、スタッフからの勤怠申請状況を確認します。
勤怠を確定し、有休データを作成します。

■勤怠入力
スタッフがNEOから申請した情報は[勤怠入力]に反映します。
有休として承認する場合は、[支給出勤区分:有休(**)]を選択した状態で、[支給確認]のチェックを付け登録します。

■有休台帳
[勤怠入力]で支給出勤区分[有休(**)]の勤怠が、[有休台帳]に反映します。

給与計算を行います。
詳細は[給与編]をご確認ください。

有休消化日数は[給与台帳]に反映します。

■給与台帳
[給与計算処理]で算出された有休の消化日数が、[給与台帳]-[勤怠(日数)]-[有休消化日数]に反映します。

スタッフの有休情報を確認します。

■年次有給休暇管理簿
スタッフの有休付与・申請・消化などの状況は[年次有給休暇管理簿]で確認することができます。
「年5日の年次有給休暇の取得義務」についても確認が可能です。