本番運用までの流れ

目次

1. キックオフ前ミーティング
2. キックオフミーティング
 2-1.プロジェクト体制の確認
 2-2.スケジュール確定
 2-3.インプット&アウトプット
 2-4.スタッフへのNEO周知&認知活動
 2-5.得意先へのPARTNER+周知&認知活動
 2-6.データ移行
3. テスト稼働
4. 本稼働
5. 具体的な失敗例

 

1. キックオフ前ミーティング

導入前の不安解消やかんたんな運用の確認など、研修担当への引継ぎ項目を確認するために製品の納品前に30分程度のミーティングを行います。

2. キックオフミーティング

キックオフミーティングでは次の内容について確認、ご案内をいたします。

2-1.プロジェクト体制の確認

スケジュール通りに本番運用を開始できるように、チームを作ります。

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役割 内容
①プロジェクト
 オーナー
最高責任者となります。
代表取締役、取締役、執行役員の方などが該当します。

導入研修の進捗状況はプロジェクトオーナーへ報告させていただきます。
②プロジェクト
 マネージャー
「マネージャー」「サブマネージャー」を設けます。
プロジェクトマネージャーを担う方は以下に該当する方が望ましいです。
 ■望ましい内容
  ・業務に精通している
  ・決断力がある
  ・運用、業務変更に対する決裁権がある
  ・ITリテラシーがある
  ・人を動かし、本プロジェクトの人材確保の裁量がある
  ・プロジェクトオーナーから信頼されている
 ■補足
  1名で全てを担うのは難しいので、2名以上で分担することを勧めします。
  役割はプロジェクトのスケジュール管理や課題把握、課題解決を行い、
  必要に応じてプロジェクトオーナーへ相談、調整をする役割を担います。
③導入支援チーム エクスプレスへのデータ移行や帳票設定を担当します。

④運用検討チーム

エクスプレスを実操作しながら理想的な運用フローを実現するためにルールを検討します。
NEOを使った運用を進めるために、スタッフ周知や使い方の案内をします。
⑤PARTNER
 推進チーム
PARTNER+を使った運用を進める為に、
クライアントへ提案活動を行っていただきます。

 

2-2.スケジュール確定

研修担当者より本番運用までのスケジュールをご案内します。

以下を考慮しスケジュールの微調整を行います。
・通常業務と並行対応する時間の確保
・繁忙時期(閑散時期)
・移行データの量

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2-3.インプット&アウトプット

導入研修への参加により理想的な運用フローをインプットし、実操作することでアウトプットします。
インプット&アウトプットを繰り返し行う事で、理想的な運用フローを実現します。

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■導入研修について
導入研修は、全5回をオンラインセミナー(ウェビナー)形式で行います。
ウェビナー研修は、原則毎日実施しているため、お客様での日程調整がしやすく、ペースに合わせて何度でも参加できます。

導入研修ウェビナーのお申込は「こちら」からお願いします。

 

2-4.スタッフへのNEOの利用促進活動

NEOスケジュールに沿って、スタッフへNEOの利用促進活動を行っていきます。
NEOサービスの使い方はマニュアルをスタッフへご案内ください。

2-5.得意先へのPARTNER+周知&認知活動

PARTNER+スケジュールに沿って、得意先へPARTNER+の利用促進活動を行っていきます。

2-6.データ移行

本番運用に必要なデータを、エクスプレスに移行します。
データ移行の方法については、導入研修1回目にご案内します。

データ移行の流れ 内容
①データ移行の準備と選定 データ移行するための準備
データの選定について
②データ移行テスト ②-1:移行する各マスタごとにテストデータを作成します。
②-2:テスト環境へデータをインポートできるかをテストします。
データ移行の方法について
③本番環境へデータ移行 本番環境へデータ移行を行います。

 

3. テスト稼働

本番運用をスムーズに稼働させるために、確定した運用をテストします。

テスト稼働の流れ 概要 内容

洗い出し

案件の確認 お客様の現在の案件をグルーピングします。
■グルーピング参考例
パターンA:標準的な案件
パターンB:請求計算方法が特殊な案件
パターンC:勤怠管理方法が特殊な案件
パターンD:得意先固有の特殊な案件
各パターン毎にデータを作成し検証を行います。
検証 登録データ確認 エクスプレスに登録したデータに誤りがないかを確認します。
契約書面確認 契約書が正しく出力されるか検証します。
計算結果の確認 現在の方法で計算した給与金額と請求金額を比較して金額が一致しているか確認します。
業務運用方法の確認 確定した運用に問題がないかを確認します。
最終調整 本稼働前の最終調整 テスト結果に基づき、本稼働までに改善すべき点を調整し運用を最終確定します。

 

4. 本稼働

いよいよ、エクスプレスでの稼働がスタートです!
ゴールではなく、ここから貴社の物語が始まります!

 

5. 具体的な失敗例

"忙しい" "時間がない" は言い訳です

"忙しい" "時間がない"は理由になりません。
キックオフ時にスケジュールを計画しました、スケジュール通り実行してください。

 

プロジェクトマネージャー の管理不足による失敗

管理者の方が役割を果たせない(果たさない)ケースです。
・プロジェクトの進捗確認をしない。
・プロジェクトのスケジュールに遅延が見られる場合のリカバリーをしない。
・プロジェクトで生じた課題に対する臨機応変な対策をしない。

 

部署、チーム内のコミュニケーション不足

各部署、チーム内で十分なコミュニケーション(連携)がとれておらず
各々のメンバーの動きや認識がバラバラとなっている状況です。
「いつ(いつまでに)」「誰が」「何をやるのか」の認識がバラバラ な為、
結果として導入が進まず、内部崩壊してしまうという失敗があります。

 

エクスプレスを触らない

本稼働までに必要な時間の目安としては、約 30時間~50時間です。
習熟度は触った時間に比例します。(触った時間=習熟度です)

 

これまでの運用への強い執着

既存業務への想いが強すぎるため、保守的になり柔軟さが欠けてしまい、現在運用の見直しを行おうとしないことがあります。「できない」「以前より工数がかかる」 につながります。
過去から習慣的に継続しているに過ぎない運用の場合が多々ございますので、なぜこの業務が必要なのかの根本を考えましょう。
[運用フロー]が弊社のベストプラクティスな運用方法です。

 

引継ぎがない状態での担当者変更

引継が行われない状態で担当者変更となるケースです。
進んでいた業務の共有が行われないため、最悪は最初から計画の立て直しとなる場合もあります。