概要
エクスプレスは[請求台帳]と[勤怠入力]で請求項目(税込)の消費税額の算出方法が下図のように異なっています。
上記の差額を埋めるため、[請求計算処理]実行時に補正処理が行われます。
算出方法の違い
補正処理の対象
請求補正処理が行われるのは[案件]-[取引区分]の[管理フォーマット]が以下のものとなります。
・派遣
・紹介予定派遣
・業務受託
・警備
管理フォーマットは[マスタ]-[区分マスタ]-[カテゴリ:案件入力]-[区分:取引区分]からご確認いただけます。
目次
補正の発生条件
条件①税込の請求が存在すること
[名称マスタ]-[請求]-[課税区分]が[税込]で設定されている請求項目が0円以上の場合、条件②に合致すると補正処理が行われます。
条件②請求台帳と勤怠入力で消費税額の差額が発生すること
[請求台帳]と[勤怠入力]で消費税額の算出方法が以下の通り異なります。
算出方法の違いによって消費税額に差額が発生した時、補正処理が行われます。
例)税込の請求が以下の通りあった場合
・日額交通費:¥224/日
・6就業日で上記の請求が発生:請求合計額(税込)¥1,344
■請求台帳
請求項目の合計額から消費税が算出されます。
■勤怠入力
日ごとの請求金額を消費税率で割った金額が[消費税]の金額に含まれます。
上記例の場合、
- [請求台帳]-[交通費日額]の消費税合計額 ¥122
- [勤怠入力]-[交通費日額]の消費税合計額 ¥120
¥2の差額が発生します。
勤怠入力画面(補正処理後)の表示について
補正の発生条件を満たした時、[請求計算処理]を実行すると[請求台帳]の消費税額と一致するよう補正処理が行われます。(補正処理画面は表示されません)
[請求計算処理]後、[勤怠入力]に自動で[補正(請求項目)]という補正行が追加されます。
どの勤怠に補正が入るのか?
該当月の勤怠を[取引区分]および[案件部門]で集計します。
集計の結果、課税金額が一番大きい勤怠に補正行を追加します。
例)請求金額が¥200,000の請求先の場合
◎参考◎
内訳の請求金額が同額の場合は、勤怠NOが大きい勤怠に補正処理が入ります。