概要
エクスプレスに登録された各種データをもとに、有休付与日数や消滅日数を算出します。
有休台帳の有効期限がきれているスタッフの[消滅日数の登録]も合わせて行うため、出勤率8割未満のスタッフも算出し処理を行います。
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有休の付与
[スタッフマスタ]-[有休]の情報と勤怠データから算出された出勤率をもとに、付与日数を算出し付与します。
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有休の消滅
有休計算処理を[実行(F2)]した日時点で有休付与日から2年を経過した有休日数を消滅します。
以下いずれの条件にも合致するスタッフが[有休計算処理]の処理対象となります。
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[スタッフマスタ]-[有休]の[有休起算日]+[有休基準月数]が、[有休計算処理]-[抽出条件]-[有休基準日]に含まれる
- 同一有休基準日の有休台帳が存在しない
操作方法につきましては[有休計算処理-操作ガイド]をご確認ください。
タブ名 |
説明 |
抽出条件 |
有休計算処理の出力条件を指定します。 |
抽出結果 |
抽出条件に紐づく結果が表示されます。 |
抽出条件

No |
項目名 |
項目説明 |
① |
付与日数算出方法 |
- 勤怠実績
有休基準日から遡って1年間(初回付与の場合は半年間)の勤怠実績に基づき、[抽出結果]-[計算後の週所定労働日数]を算出します。 処理実行後、[スタッフマスタ]-[有休]-[週所定労働日数]、[週所定労働時間]を[計算後の週所定労働日数]、[計算後の週所定労働時間]で上書き登録します。
- スタッフマスタ
[抽出結果]-[計算後の週所定労働日数]を[スタッフマスタ]-[有休]-[週所定労働日数]と同じ日数とします。処理実行後、[スタッフマスタ]は更新されません。 以下のような場合はスタッフマスタを選択してください。
- エクスプレスの導入直後など、過去1年間の実績データがエクスプレスに入力されていない場合
- 有休の前倒し付与を行う場合
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② |
有休基準日 |
有休付与が行われる日付を入力します。 1年未満の期間で指定してください。
例)スタッフの有休付与が初回 スタッフの有休起算日:2024/01/01、有休基準月:6か月の場合 2024/07/01~を入力します。
例)スタッフの有休付与が2回目以降 前回有休付与年月日:2023/07/01の場合 2024/07/01~を入力します。
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③ |
スタッフNO |
検索結果に出力するスタッフNOを指定します。
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④ |
所属部門 |
[スタッフマスタ]-[所属部門]で絞り込むことができます。 |
抽出結果

項目名 |
項目説明 |
対象 |
チェックボックスです。 処理を行うスタッフにチェックを付けてください。 |
スタッフNO |
基準日に該当する履歴期間の[スタッフマスタ]-[スタッフNO]を表示します。
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スタッフ氏名 |
基準日に該当する履歴期間の[スタッフマスタ]-[スタッフ氏名]を表示します。 |
所属部門 |
基準日に該当する履歴期間の[スタッフマスタ]-[所属部門]を表示します。 |
今回有休基準日 |
有休計算処理実行時に有休が付与される日付が表示されます。 手入力で変更が可能です。
- [前回有休基準日]がブランクの場合:
[スタッフマスタ]-[有休]-[有休起算日]、[有休基準月]の指定に基づく日付が自動で表示されます。 手入力で修正する場合は、[有休起算日]から6か月以内の日付を指定してください。
- [前回有休基準日]が設定されている場合:
[前回有休基準日]から1年後の日付が自動で表示されます。 手入力で修正する場合は、1年以内の日付を指定してください。
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前回有休基準日 |
前回の[有休台帳]-[有休基準日]が表示されます。 |
前回有休付与日数 |
前回の[有休台帳]-[有休付与日数]が表示されます。 |
全労働日 |
支給確認がチェックONとなっている勤怠のうち、支給出勤区分が全労働日に該当する以下の出勤区分となっている日数が表示されます。(以下に該当する[名称マスタ]-[勤怠]-[出勤定義]も全労働日に含まれます。)
- [通常出勤]
- [有休(**)]
- [特休]
- [特休(有休)]
- [欠勤]
集計期間は以下の通りとなります。
- [前回有休基準日]がブランクの場合:
[有休起算日]~[今回有休基準日]の前日までの期間で集計します。
- [前回有休基準日]が設定されている場合:
[前回有休基準日]~[今回有休基準日]の前日までの期間で集計します。
- [今回有休基準日]が[有休基準日]や[前回有休基準日]から1年超となる場合:
[今回有休基準日]の前日から1年間の期間で集計します。
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出勤日数 |
支給確認がチェックONとなっている勤怠のうち、支給出勤区分が出勤に該当する以下の出勤区分となっている日数が表示されます。
(以下に該当する[名称マスタ]-[勤怠]-[出勤定義]も全労働日に含まれます。)
- [通常出勤]
- [有休(**)]
- [特休]
- [特休(有休)]
集計期間は以下の通りとなります。
- [前回有休基準日]がブランクの場合:
[有休起算日]~[今回有休基準日]の前日までの期間で集計します。
- [前回有休基準日]が設定されている場合:
[前回有休基準日]~[今回有休基準日]の前日までの期間で集計します。
- [今回有休基準日]が[有休基準日]や[前回有休基準日]から1年超となる場合:
[今回有休基準日]の前日から1年間の期間で集計します。
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出勤率 |
出勤日数÷全労働日から求めた出勤率を表示します。 |
有休起算日 |
[スタッフマスタ]-[有休]-[有休起算日]を表示します。 |
勤続年数 |
[有休起算日]から[今回有休基準日]までの年月を表示します。 |
計算前の週所定労働日数 |
[抽出条件]-[付与日数算出方法]を[勤怠実績]としたときのみ表示します。 [今回有休基準日]時点の[スタッフマスタ]-[有休]-[週所定労働日数]を表示します。 |
計算前の週所定労働時間 |
[抽出条件]-[付与日数算出方法]を[勤怠実績]としたときのみ表示します。 [今回有休基準日]時点の[スタッフマスタ]-[有休]-[週所定労働時間]を表示します。 |
計算後の週所定労働日数/スタッフマスタの週所定労働日数 |
[抽出条件]-[付与日数算出方法]の選択によって、表示や算出方法が変わります。 手修正も可能です。
- 計算後の週所定労働日数:
[付与日数算出方法:勤怠実績]の場合に表示します。 算出方法は以下の通りです。
- 有休起算日から今回有休基準月の月数が1年未満の場合:
全労働日数÷(有休起算日と今回有休基準日との差分)×12
- それ以外の場合:
[全労働日]をもとに週所定労働日数を算出します。
- スタッフマスタの週所定労働日数:
[付与日数算出方法:スタッフマスタ]の場合に表示します。 [スタッフマスタ]-[有休]-[週所定労働日数]と同じ値を表示します。
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計算後の週所定労働時間/スタッフマスタの週所定労働時間 |
[抽出条件]-[付与日数算出方法]の選択によって、表示が変わります。 手修正も可能です。
- 計算後の週所定労働時間:
[付与日数算出方法:勤怠実績]の場合に表示します。 以下いずれの条件にも該当する勤怠の[配置所定時間]をもとに算出します。
- [勤怠入力]-[配置ステータス]:配置済
- [勤怠入力]-[出勤区分]:
通常出勤、有休(**)、欠勤、特休、補正(通常出勤:24時間超)、[名称マスタ]-[勤怠]-[出勤区分1~10](※) ※[出勤定義]が通常出勤、欠勤、特休、特休(有給)の出勤区分
【有休起算日と今回有休基準日の期間が1年以上の場合】 上記の所定時間合計÷52
【有休起算日と今回有休基準日の期間が1年未満の場合】 上記の所定時間合計÷(有休起算日~今回有休基準日の月数)×12÷52 (小数点以下切り捨て)
- スタッフマスタの週所定労働時間:
[付与日数算出方法:スタッフマスタ]の場合に表示します。 [スタッフマスタ]-[有休]-[週所定労働時間]と同じ値を表示します。
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付与日数 |
計算処理実行時、付与する有休日数が表示されます。 付与日数については、厚生労働省-年次有給休暇付与日数は法律できまっていますをご確認ください。
[抽出条件]-[付与日数算出方法]の選択によって、算出方法が変わります。
- [付与日数算出方法:勤怠実績]の場合:
[出勤率]が80%を超える場合に、[計算後の週所定労働日数]と[計算後の週所定労働時間]をもとに付与日数を表示します。 80%に満たない場合は「0日」となります。 0~20の間で手入力の変更が可能です。(0.5日などの付与も可能です。)
- [付与日数算出方法:スタッフマスタ]の場合:
[出勤率]に関係なく、[スタッフマスタの週所定労働日数]と[スタッフマスタの週所定労働時間]をもとに付与日数を表示します。
※[計算後の週所定労働日数/スタッフマスタの週所定労働日数]が[週1~4日]のいずれかの場合、[計算後の週所定労働時間/スタッフマスタの週所定労働時間]が[30]時間以上であれば、付与日数は[週5日以上]と同じ日数が自動計算されます。
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付与後の有休残日数 |
[有休台帳]-[有効期限]内の有休残日数と[今回付与日数]の合計日数を表示します。入力はできません。 [システムマスタ]-[運用設定]-[給与・賞与・年調]-[有休最大保有日数]を超えている場合、[実行(F2)]押下時、前回有休台帳に超過日数分の[使用区分:調整]の有休明細を自動追加します。
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